NSS安全ルール

海で安全に楽しめますよう安全ルールをまとめました。
初心者はもちろんベテランの方も今一度確認してみましょう。

基本事項6箇条

■海に出る際は天気予報、出艇後は海況の変化に十分に注意しましょう。
■出艇時、出艇ボードには必ず航行エリアを記載しましょう。
■漁船・プレジャーボートの航行には、十分に注意しましょう。
 (見張りの徹底・周囲への警戒)
■漁具・イケス・消波堤等には、近寄らないようにしましょう。
■いざという時に、救助を呼べるものを携帯しましょう。(携帯電話、ホイッスル等)
  *ディンギー、カヤックも自分の身を守るために準備してください。
■帰着時間は、厳守しましょう。遅れる場合は必ず連絡を入れましょう。
  *ディンギー、カヤックも自分の身を守るために連絡を入れてください。
 【緊急連絡先】管理人:090-7857-9620
 

共通事項

■船の優先順位について

エンジン付ボート・ディンギー・カヤックの優先順位は低く、自ら避けなければいけません。
海上航行法では以下の優先順位になります。(高い順から)

1. 操船性能制限船(浚渫船、測量船)、運転不自由船(故障船)
2. 漁船、定期船
3. 帆船(ディンギー)
4. 動力船(エンジン付きボート) ※ カヤックの場合は雑種船扱いで明確な規定はありませんが3.に該当すると
  思われます。ただし、他艇からは見にくいので自分から回避行動を行ってください。


■出艇ボードの名称について

航行エリアのエリア番号を出艇ボードに記入してください。
※エリア番号は出艇ボードに貼り付けておきますので、ご確認ください。

  

■航行エリアについて

沼津市の海面利用状況図の抜粋を以下に示します。

正式版はこちらを参照ください。

沼津市の海面利用状況図

艇種ごとに、配慮すべき安全対策を記載いたしました、今一度確認をしましょう。

ディンギー

■共通事項

「トラブルを未然に防ぐ第一は日頃の手入れです。」つまりメンテナンス
リベットのゆるみ、パーツの亀裂、電蝕、ロープの摩耗、チェックしましょう。

■上級者

・遠方には2艇以上でセイリングをしましょう。

■中級者

 ・遠方には2艇以上でセイリングをしましょう。
 ・実力を鑑み、セイリングエリアを選定しましょう。
 ・帰り、風がなくなる等を想定しましょう。

■初心者・出艇頻度の少ない方

・牛臥海岸、島郷海岸の沿岸で練習をしましょう。 
  (困った際は、海岸に流れ着くようにしましょう。)
  (牛臥山公園、西郷島付近は、岸壁・テトラにすいよせられるので危険です)
・遠方には2艇以上でセイリングをしましょう。
・上級者の指導を受けましょう。
・沈起こしの練習は、必ず行ないましょう。
・艤装は、陸上で再確認しましょう。
・困った際は、無理にNSSに戻ろうとせず、最寄の海岸に不時着しましょう。
 (海岸を引っ張って帰る・船台を持ってくる・管理人に連絡する 等 安全な方法があります。)
・管理人が待機している日(水、日)に出艇をしましょう。)

フィッシングボート

●小型船舶操縦士免許取得の際に使用する教本「小型船舶の船長の心得および遵守事項」に
 “すごくいい事”が書いてありますので参考にください。
 クラブハウスにも置いておきます。
 またSEA TREK2さんがブログ内でわかりやすくまとめてくれたので、Linkします。

 AQUA FIELD 小型船舶の船長の心得及び遵守事項 

■共通事項

・周囲への警戒(ワッチ)は常に怠り無く。
 (釣行中は魚探への注視、仕掛けの調整など意外と周囲が見えていないこと多いので要注意)
・他の船に近づく場合は、風下側から。(風上からだと衝突の可能性があります)
・近くに船(カヤック含む)がいる場合、大きく舵を切らないでください。
 (引き波を起こし、他艇が対応できません)
・狭いエリアで船が多い場合はなるべく近づかないでください。
 どうしても近づく必要がある場合は、他艇のパラシュートアンカー、フォールディングアンカーの
 所在を確認しましょう。
・横波に注意しましょう。他艇の引き波やウネリは波に対して垂直に受けるようにしてください。
 (横波で浸水、落水の恐れがあります)
 特に淡島近くの三角波はバランスを崩しやすいので要注意です。
・バウ(船首)の上げ過ぎに注意しましょう。バウを上げ過ぎるとバランスが悪くなります。
 また、バウを上げ過ぎるとプレーニングせず、逆にスピードが落ちます。
・強風時の航行はスパンカーを収納しましょう。スパンカーが抵抗になり、
 重心の高いところに力がかかりますのでバランスを崩す可能性があります。
・ビルジポンプまたは、ベイラー(アカ汲み)は必ず持っていきましょう。
・同乗者がいる場合は乗る場所にも注意してください。
 船によって違いますが、片舷に人が寄ると船が傾く場合があります。
 浸水、落水の可能性が高くなりますので、常に船のバランスを考えましょう。
・船外機のメンテナンスは、日頃より十分に行ないましょう。
・暑くてもPFD(ライフジャケット)は脱がないようにしましょう。

■5馬力以上

・大瀬、千本等遠方へは、2艇以上で行きましょう。
・お困りの際は、管理人に電話をください。「出艇ボード」を確認し、
 最寄のフィッシングボートに救助を依頼します。
 (救助依頼の際は、人命第一ですのでご協力をお願いします。)
・緊急事態の際は、海上保安庁118へ連絡しましょう。

■2馬力ボート

・NSS付近で、楽しみましょう。
・オールは必ず装備しましょう。
・困った際は、無理にNSSに戻ろうとせず、最寄りの海岸に不時着しましょう。
 (海岸を引っ張って帰る・船台を持ってくる・管理人に連絡する 等 安全な方法があります。)
・途中給油は、たいへん危険ですのでやめましょう。(ガソリン火災・爆発の原因)

フィッシングカヤック

・最近はフィッシングカヤックのマナーに対して非常に厳しくなっています。他の船以上に行動には気をつけてください。
・磯が根、ヒイチ根、我入道海岸沖付近で、楽しみましょう。
・海上では一番弱者です。また、水面に近いので他の船からは見えないものと考えてください。
 初動も遅いので緊急回避ができないことを念頭においてください。
・簡単に海に出られるカヤックですが、基本的なパドリングスキルは必須です。
 初心者はスクールを受講してください。ある程度の経験者も基本をチェックしてください。
 (スイープストローク、バウラダーって何?と思っている方は要注意!)
・パドルリーシュコードは、必ず取り付けましょう。
・定期的に、沈脱、再乗艇の練習を行ないましょう。
・フラグは、必ず取り付けましょう。
・漁船やプレジャーボートが向かってきたら、早めに回避行動を行ってください。
 パラシュートアンカーやラインの回収に結構時間がかかり、気がついたらすぐそこまで
 来ていたということが良くあります。
・横波に注意しましょう。他艇の引き波やウネリは波に対して垂直に受けるようにしてください。
 (横波で浸水、落水の恐れがあります)
・困った際は、無理にNSSに戻ろうとせず、最寄りの海岸に不時着しましょう。
 (海岸を引っ張って帰る・船台を持ってくる・管理人に連絡する 等 安全な方法があります。)
・出艇前に天気予報や現地での海上状況を良く確認しましょう。
 特に風の方向は大切です。強風時に風下にいると帰って来れない場合があります。
  

シーカヤック

・困った際は、無理にNSSに戻ろうとせず、最寄りの海岸に不時着しましょう。
 (海岸を引っ張って帰る・船台を持ってくる・管理人に連絡する 等 安全な方法があります。)
・困った際は、遠慮なく付近航行中のNSSのフィッシングボート等に助けを求めましょう。
・定期的に、沈脱、再乗艇、ロールの練習を行ないましょう。
・ビルジポンプまたは、ベイラー(アカ汲み)は必ず持っていきましょう。

組織・団体

海の安全について参考になるサイトを集めてみました。
とても良いことが書いてあるので、参考にしてください。

第三管区海上保安本部

日本小型船舶検査機構(JCI)

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